日本人の脂肪摂取量

2016/08/17

平成26年度の国民栄養調査によると:

 1960年代と2010年を比較すると1人あたりの米の消費量は年間で120kgから60kgに減少。
肉の摂取量は年間6kgから30kgと約5倍に増え、更に脂質も年間4kgから15kg(農水省調査)。1ヶ月1kg、1日、33gを摂取してる事になります。

 平成 22 年、23 年の国民健康・栄養調査 で日本人 30~49 歳の中央値は3025.8% (男性)、28.3% (女性)で、高齢者になるほど摂取する脂肪エネルギー比率は減少してます。
ちなみに、 日本人 30~49 歳の総エネルギー摂取量の中央値は、2,078 kcal(男性)、1,635 kcal(女性)という低さです

ア メ リ カ の USDA’s (CSFII、1994~1996、 1998)4によると、31~50 歳の中央値は、33.7% (男性)、32.8% (女性)で、日本人の脂肪エネル ギー比率はアメリカ人に遥かに比べ少ない事が明らかです。 

日本人の動物性脂肪摂取量は成人で1日平均30グラムです。
70才以上の高齢者では20gとなり、若い発育盛りの15才~20才が最高で35g、20~29才が31gです。

 さらにこのうち、飽和脂肪は20才から69才までの1日の平均摂取量は19から16gなんですね。30、40歳代の働き盛りでも20gは摂取してません。
 成人病の危険が始まる30才以後の日本人は動物性脂肪を1日30g以下しか摂取してません。飽和脂肪に至っては20g以下とは驚きです。世界的にみて、日本人は驚くべき低脂肪食の国民だと言う事がわかります。
 
 日本人の食生活が1945年の第2次世界大戦後欧米化したと言うのが常識化してます。
これらの数字をみて我々日本人が欧米並みの脂肪,肉類を主体とする高脂肪食,高飽和脂肪食中心の肉食民族に変わったと言えるのでしょうか。言えません。

 さらに欧米人と比較すると、日本人は70才を越えると明らかに全体の摂取カロリーも低下する傾向がみられます。
一方、欧米人はかなりの高齢になってもそのまま30代、40代の肥満型の体型を保っていませんか。

日本人は内臓脂肪が蓄積してると言われてますが、今の時代、リンゴのように突出した腹部の持主の高齢者は珍しいですね。

 70才越え、80才と年齢を重ねるごとにBodty Mass Indexの肥満比率は明らかに低下していますから。

 このBMIの肥満とする数値を国際基準に比べると、欧米が30以上を肥満、一方我が日本国では25以上と肥満の基準が5ポイントもちがうんですね。
欧米では肥満に分類されないのに日本人は肥満と認定されてる。日本人の3割が肥満と言う新聞の記事は、日本人の2割が肥満と訂正したほうが正しい。
これでは公平な国際間の肥満の比較ができるんでしょうか。
同皆さんはお考えです?
同時に脳血管障害と心大血管障害が原因の死亡率は年々低下してます。今までの疫学調査を再検討してみる必要があるようです。
栄養学の専門家はどう考えてるんでしょうか。

 また食生活の欧米化が肥満の原因とされ、心筋梗塞をはじめとする様々な粥状動脈硬化症の主たる原因と主張されている論文の根幹に関わってくるのではないでしょうか。